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(概説その1:エネルギーワークの分類と成立)

「エネルギーワーク」って何でしょうか? 「21世紀はエネルギー医学の時代」と言われながら、物質の介在を全く必要としないという点でエネルギーフィールドを扱う最もプリミティブな技術能力の医療面への応用であると言える「エネルギーワーク」は、言葉としてはまだ新しく、その意味や範囲の一般的な認識が定まっていないというのが現状です。そこでこの章では言葉の意味や、どのようなものがそれに含まれるのか、そもそも「エネルギーワーク」とは何なのかをお話しします。


(ボディワークとエネルギーワーク)
エネルギーワークという言葉は、「ボディワーク」という言葉から派生し対応するものとしてつくられました。
ボディワークというのは肉体(ボディ)に物理的な作業(ワーク)を加えて行う、非侵襲的な治療法(セラピー)のことです。
この解釈でいくとカイロプラクティックやオステオパシー、マッサージ、反射療法などはこれに含まれます。
これに対してエネルギーワークとは非物理的な(エネルギー的な)作業(ワーク)に拠るものとお考え下さい。


少し話をかえてみましょう。物理学では「エネルギーとは、仕事をする能力である。」と定義されていますが、ここでは「エネルギーとは、物質化はしていないがなんらかの性質を持ち、特定の作用をする能力である」とします。

人体を含め物体はその内部はもちろん周囲にもエネルギーの場を形成しています。オーラ等がこれでしょうか。

別の見方をすると、エネルギーの場が重なり合って物質に遷移しているとも言えます。

すべて物体はエネルギー体であるとも言えます。このエネルギーの場が波紋のようにおよそ際限なく広がっていて、すべてが重なり合っているとすると、物理的に離れていても作用し合い、影響を及ぼし合っても不思議ではありません。

この「場」(エネルギーフィールドまたは単にフィールドと言う)に対する作用を意識的に行うのがエネルギーワークと言えます。

そしてそれは誰にでもできることなのです。 むかし、してもらいませんでしたか?
「チチンプイプイ、いたいのいたいのとんでいけ!」って。


(セラピーとヒーリング)
さて、もう少しエネルギーワークの位置について治療学の観点から観てみたいと思います。先程「セラピー」という言葉が出てきました。セラピー(therapy)というのは「治療学」のことです。治療とは「人が他人を治す行為」です。
「学」という字が出てきましたが、そこには多少の専門知識が必要となってきます。鍼灸、アロマテラピーやヒプノセラピーなどがこれに含まれます。効果が高い程、と言うよりも、人の生命を救うにあたって効果が高く、同時に危険性も高い程(有効有害)、専門知識が要求され、試験も難しく、その最もたるものが、医師資格と言えます。「セラピスト(治療者)」は本人だけでは治せないことを、危険性を知りながら本人の委託により行います。
セラピーとよく混同される言葉が「ヒーリング(healing)」です。ヒーリングの本来の意味は「自癒」つまり「自分が自分を癒す行為」です。自分が自分にするものですから専門知識は社会的には「要求され」ません。
もちろんヒーラーを職業とするからには、その為の知識や能力は有った方がいいのですが、「ヒーラー(癒し手)」は「ヒーリー(癒され手)」の自癒を手助けする存在であり、セラピーに比べて危険性が低いとみなされます。
レイキは宇宙の和気を本人に必要な分だけ自動調節で流すというもので無理がなくヒーリングテクニックとしては良い例だと思います。


(エネルギーワークは?)
では、エネルギーワークは前記の中のどこに入るのでしょうか。前記の通り、エネルギーワークは誰にでもできます。自分を癒すこともできます。そうすると「ヒーリング」に入るのでしょうか? 
言葉としては「ボディワーク」から派生しています。そうすると「セラピー」に入るのでしょうか?
エネルギーワークの良い例として気功が挙げられると思います。気功は、内気と云って自分の健康増進にも使えますし、外気治療と云って他人の治療にも使えます。分類する上で大切なのは危険性の評価です。気功でもエネルギーをまわし過ぎると止まらなくなり体中を火が走っているようになったり魔が入ったようになったりします。エネルギーワークには危険性と「本人だけでは治せない」ことを改善する可能性が両在します。ですから自分の為に過ぎない範囲で行うのはヒーリングと言えるかもしれませんし、職業としてのエネルギーワークはセラピーに分類した方が良いかもしれません。
セラピーの中に「エネルギー医学」とか「波動医学」と呼ばれるものが定着してきました。鍼灸等もこれに含まれると考える方もいますし、バッチフラワーレメディ、波動転写水、様々な道具を用いた方法などがこれに分類されます。これらのなかで、エネルギーワークは物質の介在も言葉の介在も必要としない点で独自の分野だと言えます。


(古来からあるエネルギーワーク)
「エネルギーワーク」という言葉は最近のものですが、それは古来より行われてきました。
前述の気功もそうですし、呪術・まじない・祈り等がそれです。それは誰かの状況を改善する為に、あるいは好ましい状況を維持する為に、物質以外の力を使い、物質世界以外を経由して、物質に働きかけるべく行われてきました。「伝承」にはよくあることなのですが、それぞれの流派は分裂と混合をくり返しながら、どちらかというと理念よりはテクニックや様式を多く伝えました。この理由は簡単で納得できるものです。ひとつには「効力」が重視され存続理由でもあったので、各個人が世界観より効力を求め取り込んでいったということ。もうひとつにはマス化する時には、文書化しやすいマニュアル(手続き書=様式)の方が伝わりやすいということです。そして結果として現在では、伝承を厳しく管理している流派は一般的社会から見えにくくなっていき、一方でマス化して流出してしまったものは誰も管理できず効力も危険性も定かではないという状況となっています。


(新しい視点)
十九世紀末から現代科学は急速に世界への認識能力を増しました。X線や磁気等撮影観測技術の向上、各種のセンサーの開発、コンピューターによる解析、素粒子の発見や宇宙からの新しい情報などがそうです。
これらの技術や情報と相互補完しながら物理学も進展してきました。「膜宇宙論」のように次元構造世界として世界は認識され、物質とエネルギーとの差はそれ程ないことが解かってきています。
一方で生命科学の分野からも「場(フィールド)」という概念が提出されました。イギリスの生化学博士ルパ−ト・シェルドレイクの仮説とBBC放送の実験等でも、それは証明されています。(シェルドレイクの仮説については喰代栄一著「なぜそれは起こるのか」等を御参照下さい。)
「般若心経」等の古来からの思想と実証的な現代科学とは、その世界認識をどんどん近付けています。そして、その合点で生じた世界認識が「フィールド(場)」という概念であり、エネルギーフィールドについての理解を元にした物質の介在を必要としないセラピーテクニックが現代のエネルギーワークです。


(仮説:「地球場」について)
地球は、1つのエネルギーフィールドと考えられます。場の形成によって地球が生じ、地球ができてから現在に至るまでも延々と造り上げられ変化してきました。
フィールドには時空間の変化等により磨耗したり無くなったりしたものもありますし、新たに生じるものもあります。
こうして過去に形成された共通性のあるエネルギ−フィ−ルドの中に私たちは生活しています。
意識するとしないとに関わらず産まれる前からそのフィールドに影響され続けている為、自分の意思に関わらず、ある種の傾向性が生じてしまいます。そして「自分」の認識以前になんらかの傾向性が生じた場合、「自分」ではどうしようもできない運命に翻弄されているような感覚に陥ることがあります。このような「どうしてこうなってしまうのか?」という疑問に対する一つの回答がこの「フィ−ルド(場)」という考え方です。そして、感情的傾向や家族性の疾患、民族の性向や終わらない闘争など、すべてについてフィ−ルドの影響はあり得るのです。


(認識による作業)
古来より「目」は力の象徴として表現されてきました。「認識する」ことは意識的な変化を与える第1歩であり、非常に重要なポイントです。「フィールド(場)」というものを理解し認識することで、その場にあるエネルギーに意識的な変化を与えることができます。また、エネルギーフィールドというのは、物質だけを構成しているのではありません。感情や記憶もエネルギーフィールドとして捉えることができます。そして思考はエネルギーの流れとしてとらえることができます。ですから人間というのは物質的にも精神的にもエネルギーによって構成されていると言えるのです。エネルギーワークはこの両面にアプローチすることができます。身体状況に変化を与えることも可能ですし、感情も固定された思考・行動パタ−ンもエネルギーの流れや場として認識することにより変化を与えられます。また、各種のエネルギ−複合体に影響を与えることも可能です。


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